「てふてふ」
これ何を意味するか分かりますか?
高校時代に古文を習った方であればピンときたのではないでしょうか。
今でいう「蝶々」のことですね。
昔は「てふてふ」と書いてあらわしていたんです。
「びよ」
これは何を表しているでしょうか。
実は犬の鳴き声を表しているのです。
『犬はびよと鳴いていた』という書籍を読んでいても分かるのですが、言葉と言うものは時代とともに変化します。漢字も呼称も擬音語・擬態語も変化します。
さて、私達アルクホームのような「不動産会社」もかつては別の呼ばれ方をしていました。
「周旋屋」
これがかつての不動産会社の呼称でした。特に御年輩の方からこう呼ばれることが多いように感じます。
不動産業界に入ったときに教えてもらったのですが、最初は呼ばれてもピンとこず、ちぐはぐな会話をしたという経験があります。
とある賃貸マンションを訪れていた際、そのマンションの手入れをしていたおじいちゃんに、「お姉ちゃんシュウセンヤやろ?」と話かけられました。
私の耳には「修繕屋」と聞こえて、「いえ、不動産会社です」と回答。
するとおじいちゃんは「うん、シュウセンヤやろ?」と再び質問。
私は「リフォームの職人じゃなくて不動産会社です」と答えるという^^;
3回目くらいでようやく頭に「周旋屋!!」と浮かび会話を続けることができたのですが、聞きなれない言葉は脳内で漢字に変換されるまで時間を要しました。
そのときたまたま、その賃貸マンションでアルクホームがリノベーション工事をしていたこともあり私の頭の中には「修繕屋」のほうが浮かんでしまった次第です。
ちなみに、昔は不動産の売買のみならず、雇人などを斡旋・紹介することも含んでいたようです。近世以降、江戸に流入する人々が増大したことに伴い生まれた職業、言葉のようです。
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